Chatora84

脇役のネコちゃん達3

猛烈な烈ちゃんは子供が産まれ丸くなりました。今年の夏は熊谷ではない東京でも40度に迫る酷暑が続き狂暴な九郎ちゃんは冷房に当たる為、自宅に籠りました。猛烈と狂暴の対立がなくなると虐げられていた雌猫達が復活しました。追放されていた地域の雌のボス猫の茶子ちゃんの再登場です。また女王クリスティーヌちゃんにソックリな毛柄の子猫の登場です。

1.猛烈な雄の黒猫と狂暴な雄の黒猫が小競り合いをしている間は姿を消していた地域の雌のボス猫の茶子ちゃんが復活しました。こんなに巨体で雌の中では絶対的な力を持っていても猛烈な雄の黒猫や狂暴な雄の黒猫に一方的にイジメられていた事を考えると自称「霊長類最強の女」も猛烈な男や狂暴な男の前では同じ事になるのではないか?と想像できます。

2.真茶美ちゃんも猛烈な雄の黒猫と狂暴な雄の黒猫が小競り合いをしている間は姿を消していました。弱い雌猫にとって地上が天国になった気分なのでしょうか?。

3.クリスちゃんもベス王女も地域の雌のボス猫の茶子ちゃんに従っています。

4.烈ちゃんがパパの前に座りました。パパは烈ちゃんに「忍ちゃんが生んだ黒い子猫は烈ちゃんにソックリだが烈ちゃんが父親なのか?。忍ちゃんと烈ちゃんが夫婦関係にある様には見えないが…」と質問しました。

5.すると烈ちゃんは「オレは縄張りの主だ。発情期に縄張り内の雌に夜這いする権利がある。忍ちゃんは母子家庭で産まれた雌だ。ドンナ・アンナ(娘)の様に夜這いで悲鳴をあげられても騎士団長(父親)が剣を抜いて娘を助けに来る事はない。当然、夜這いに来たドン・ジョバンニ(ドン・ファン)が正当防衛?(違うと思うが…)で剣の達人の騎士団長を決闘で返り討ちで殺す事はない(騎士団長殺し)」と答えました。烈ちゃんはドン・ファン伝説を知っているのか?。それともドン・ジョバンニ(ドン・ファン)の騎士団長殺しの場面を日本の飛鳥時代の場面に移した絵画をモチーフにした小説「騎士団長殺し」を読んだのか?。

6.プレイボーイの代名詞「ドン・ファン」はスペインのセビーリァの伝説上の人物です。しかし実在したモデルがいました。スペインのセビーリァの17世紀の年代記に短く登場する「ドン・ファン・テノーリオ」と言われています。あくまで年代記に登場するだけで実在したかの時代考証はされていません 。一説には14世紀のスペイン宮廷に使えた人物だったとされています。内容は「スペインの貴族の女たらしの息子がウジョエの娘を奪ってウジョエを殺害した。その遺体が埋葬された教会のフランシスコ会の修道僧達は怒ってドン・ファンを殺害したが、その事実を隠してウジョエの墓の上に建てられた石像がドン・ファンの上に倒れてその下敷きになって死んだという噂(うわさ)を流し、死因を天罰とした」と言う話です。ドン・ファン伝説の原型は「娘を寝取る為に父親を殺した。父親の墓の上に建てられた故人を偲ぶ石像がドン・ファンの上に倒れてその下敷きになって死んだ。これは天罰であった」だったのです。

7.チャトランちゃんの顔立ちを見てください。平面的な顔立ちと低い鼻。アーモンド状の吊り上がった目をしています。母系(材料)は日本猫でも父系(原種)はメーン・クーン種だったのですね。

8.すっかりこの家の子になった木上登子(きのうえたかこ)ちゃんですが、木上登子と言う姓名の人間の女性は実在するのでしょうか?。井上貴子・井上孝子・井上高子なら実在しているのかもしれません。

9.アン王女にリンクス・ティップ(山猫の耳毛)はありません。

10.しかし平面的な顔立ちと低い鼻。アーモンド状の吊り上がった目とメーン・クーン種の顔立ちです。ライオンのタテガミもどきと長毛に成り損ねた中毛です。父系(原種)がメーン・クーン種の獅子丸でも母系(材料)が悪いとこれが限度なのですね。

11.その「ドン・ファン伝説」が1630年にスペインの劇作家のモリーナが戯曲「セビーリァの色事師と石の招客」でセビーリァの女たらしの貴族の息子が公爵夫人イザベラ、漁師の娘ティスベーア、貴婦人ドニャ・アナ、田舎娘アミンタを次々と口説いて寝取った後に数日後にポィと捨てた。貴夫人ドニャ・アナを熱心に口説いて寝取った後にポィと捨てた事に復讐の念を懐いた父親ドン・ゴンサーロ(ドン・フェルナンド)を斬り殺す。そして14世紀のヨーロッパにおいて「路傍に転がっていたいた髑髏(どくろ)を蹴るとそこに故人の亡霊が現れ、その亡霊を食事に招待する」伝説を取り込んで、その後、墓地でドン・ゴンサーロ(ドン・フェルナンド)の石像の側を通りかかった時、戯れにその石像を食事に招待したところ、本当に石像の姿をした亡霊が現れ、ドン・ファンは地獄に落とされる(翌朝、石像の下敷きになって死んでいたドン・ファンが見つかった。これは天罰であった)。と言う物語となった。ドン・ファン伝説が演劇化され大ヒットした。

12.大ヒットした戯曲「セビーリァの色事師と石の招客」がフランスに伝わり、ドン・ファンのフランス語の発音のドン・ジュアン物語となった。特徴はフランス風に女性目線で「口説かれて好まれた数日後、ポィと捨てられて恨まれた女性達の立場」と「どうしてドン・ファンが色事師になったのか?」を母子関係で説明しています。

13.一方でイタリアに伝わり、ドン・ファンがイタリア人風の姓に改名したドン・ジョバンニ物語となりました。特徴はドン・ファンが陽気で明るいイタリア人の男性の様に手当たりしだいに女を口説き、数日後にはポィと捨てる。夜這いをかけて女性を寝取る。結婚式で永遠の愛を誓う新郎を剣で脅して下がらせ新婦を口説き落として持ち帰る楽しい物語?となっています。

14.そしてモーツァルトのイタリア語の歌劇「罰せられた放蕩人。ドン・ジョバンニ(ドン・ファン)」で伝説上の人物から具体的なドン・ファン像が完成します。更にロマン派の時代になるとモーツァルトが完成したドン・ジョバンニ(ドン・ファン)像を基に小説家・芸術家・演出家が多様なドン・ファン像を作り上げ今日に至っています。ドン・ファン(スペイン風)、ドン・ジュアン(フランス風)、ドン・ジョバンニ(イタリア風)は同じ物語だったのです。

15.自称「愛の運び手」ドン・ジョバンニ(ドン・ファン)は騎士団長の娘ドンナ・アンナ(モリーナの「セビーリァの色事師と石の招客(1630年)」の貴婦人ドニャ・アナを引用)の寝室に忍び込んで夜這いをかけます。娘の悲鳴を聞いた剣の達人の騎士団長がドン・ジョバンニ(ドン・ファン)に斬りかかります。しかし決闘の末に返り討ちにあい息絶えました。娘のドンナ・アンナは婚約者に復讐を依頼します。ドン・ジョバンニは騎士団長宅から逃げて従者と合流すると騎士団長殺しを批判されます。偶然その場に熱心に口説いて婚約したが三日後にポィと捨てた娘ドンナ・エルヴィーラ(モリエールの「ドン・ジュアン(1665年)」の創作した娘)と遭遇します。従者は娘ドンナ・エルヴィーラに「御主人様に裏切られたのはあんただけじゃない。イタリアで640人、ドイツで231人、フランスで100人、トルコで91人、そしてスペインでは何と1003人」と慰めたつもりが逆に呆れられる。

16.田舎娘ツェルリーナが彼女に相応しい農夫の若者と結婚式で愛を誓っているとドン・ジョバンニ(ドン・ファン)は新郎の農夫の若者を剣で威嚇してしぶしぶ下がらせると新婦の田舎娘ツェルリーナを口説き落して持ち帰ります。また娘ドンナ・エルヴィーラの召使の少女(娘ドンナ・エルヴィーラより美女だった)を口説き落とそうと従者と服を交換して窓辺に出よとセレナードを歌います。次々に女を口説いて寝取り、数日後にポィと捨て「女の恨み」とその「トラブルに巻き込まれた周囲の人々の恨み」が騎士団長の墓石の上の石像を通して天罰を受ける時が訪れました。

17.墓地で従者と待ち合わせをしたドン・ジョバンニ(ドン・ファン)は偶然、騎士団長の石像を発見した。戯れに石像を晩餐会に招待すると石像は声を発して承諾する。約束通りに石像は晩餐会を訪れ、ドン・ジョバンニに「悔い改めよ。生き方を変えよ」と迫るが、ドン・ジョバンニは「何も悪い事をしていない」と応じない。石像は「時間がない」とドン・ジョバンニの手をつかみ地獄に落とした(ドン・ファンの地獄落ち)。騎士団長の喪が明けると娘ドンナ・アンナは婚約者と結婚。娘ドンナ・エルヴィーラは一度は婚約したドン・ジョバンニを偲び修道女となった。新郎の農夫の若者は結婚式の最中に浮気した尻軽女の新婦の田舎娘ツェルリーナを許して新婚生活に入ります。終わりが良ければそれで良し。ドン・ジョバンニに熱心に口説かれて婚約しても三日後にポィと捨てられた娘ドンナ・エルヴィーラは怨みながらもドン・ジョバンニが窮地に立つと助力するドン・ジョバンニが地獄落ちすると彼を偲んで修道女となる様はさすが「ドン・ジュアン」で創作された女性なのですね。

18.また茶虎の子猫に出会いました。前回はパパを見て警戒して逃げようとしましたが今回は平気の様です。

19.この茶虎の子猫の母親は誰なのでしょうか?。

20.チャトランちゃんの尾を見てください。角度によってはアライグマの尾の様に見えます。父系(原種)がメーン・クーン種でも母系(材料)が日本猫だとこれが限度なのですね。

21.二軒先の家猫のアン王女ですが出産を期にパパの自宅の敷地内に住む野良になってしまいました。子猫と一緒にパパが自宅で飼ってあげようか?。

22.地域の雌のボス猫の茶子ちゃんの女の順位は一番です。クリスちゃんをはじめとするネコちゃん達はひれ伏していますね。

23.地域のボス猫の茶子ちゃんの顔は大きいですね。真茶美ちゃんの顔の倍はあるんじゃないのか?。

24.パパと密会したクリスティーヌちゃんは「ドン・ファン伝説は女を口説く事より住居侵入・婦女暴行・殺人・その他の罪で地獄落ちする事がテーマなんだね」と言いました。

25.パパは「そうなんだ。主人公が地獄落ちして死んだのに終わり良ければそれで良し。めでたしめでたしの喜劇?悲劇?のどっちらでもない物語なんだ」と言いました。

26.パパは「ドン・ジョバンニ(ドン・ファン)が舞台で炎に包まれ立っていられないほどの早い速度でよろめきながら奈落の底に落ちていく演出が好きなんだ。高い場所から炎の舞台に飛び降りる演出も捨てがたい」と言いました。

27.この子猫はパパを見るとすぐ逃げてしまうので今まで画像がありませんでしたが上を向いている隙に撮りました。

28.クリスティーヌちゃんの様な顔立ちとクリスちゃんの様な毛柄をしています。キジ虎白姉弟が産んだ子猫なのでしょうか?。

29.パパを見ていますね。一見すると雌の雰囲気ですがまだ性別を確認していません。ネコちゃんの場合は玉があれば雄と玉がなければ雌と容易に判断出来ます。しかし人間の場合は玉を服で隠している為、本当の女性なのか女性に擬態している男性なのか容易に判断出来ません。本当の女性は「玉」がない事を証明する為に自ら股間を公開するか体型にピッタリとするパンツ(ズボン)を履いたら良いと思います。女性に擬態したい男性の目的の一つにスカートを履いてみたい欲望があるのでしょう。男装する女性や女装する男性は申命記22章5節「女は男の着物を身に着けてはならない。男は女の着物を着てはならない。この様な事をする者を全て主はいとわれる」をどう解釈するのでしょうか?。スカートを履くと玉があるのかないのか判断出来ません。スカートを履いて女性に擬態したい男性をなくす為にスカートを廃止してはどうでしょうか?(スカート廃止論)。パンツ(スボン)で女性に擬態出来る男性は少ないのではないでしょうか?。

30.目のあたりが眉毛の長い翁の様な感じです。

31.上半身の白毛がキジ虎白姉弟より多いです。

32.見たからに大人しそうな子猫です。

33.人間(パパの事)が近くにいても怖くない様です。

34.大人しいですがクリスティーヌちゃんに雰囲気が似ています。

35.ファニナルの後ろの光の玉はオーブやチリの反射ではなく雨粒です。

36.ファニナルの野郎は妻子を捨ててここで隠居生活をしています。

37.この子猫を撮っていると隣から母親が出てきました。予想通りに母親は女王クリステーヌちゃんでした。この子猫の性別は確認していませんが雌ならアンジェリーヌちゃんと名付けよう。

38.パパの自宅の敷地内に住んで野良となったアン王女が可哀相なので焼き鰹をあげた。子猫が捕まれば一緒に保護しても良いのに…子猫は素早く逃げてしまう。

39.アン王女は子猫と一緒に飼ってあげたい。子猫の代から野良になって良いのか?。

40.ファニナルは妻子と一緒にいた時間よりここ(老人ホーム?)にいる時間の方が長いんじゃないか?。

41.いつも母親が座っている処に座っている子猫。

42.子猫のうちは耳が大きいですね。と言う事は頭部は成長して大きくなるが、耳はそれほどでもないと言う事でしょうか?。

43.目は母親とは似ていませんね。父親に似たのでしょうか?。

44.ドン・ファン伝説で結婚式で新婦を口説き落とし持ち帰る場面があります。日本ではこうした場面はほぼないでしょう。しかし陽気で明るいイタリア人の男性ではそんな場面があったのかもしれません。ハリウッド映画でも結婚式で愛を誓う新婦を「元恋人の男性」が略奪して自動車やヘリコプターで遁走する場面があります。パパは「結婚式で愛を誓う新婦を口説いたり略奪して良いのか?」を調べてみました。すると結婚式の時点では婚姻届を出しておらず、公証人による「結婚契約書」も有効となっていない事をしりました。公証人制度がない日本でも行政書士に依頼すれば公証正書(結婚契約書)を作成してもらえます。結婚後の新郎と新婦の立場。そして離婚した場合の財産分与を結婚時に明文化しておくのです。

45.そもそも結婚式の時点で新婦を口説いても略奪しても何の罰則もありません。ただし「こんな農夫の若者の新郎で良いのか?。貴族の息子の私ならもっとあなたを幸せに出来る」と言う様は創世記3章の蛇の誘惑に感じます。蛇がエヴァに対して「本当に神は善悪知る木から果実を食べていけないと言ったのですか?」と言う場面(原罪)を思い起こします。田舎娘ツェルリーナに相応しい農夫の若者を破談させ、その後、ポィ捨てする様は正に「悪魔の囁き」ではないのでしょうか?。

46.パパも結婚式で新婦を口説き落としてその後、ポィ捨てしても何の罪がないのであれば、パパも紀州のドン・ファンの様に「毎月100万円の小遣い(給料?)を払うから(非課税の年収1200万円)婚約してください」と言うでしょう(御安心をパパにそんな財産はありません)。紀州のドン・ファンの怪死事件を面白おかしくワイド・ショーで見ました。しかし日大のアメリカン・フットボールの悪質タックル事件が発生するとテレビの画面から消えました。未だに事件が解決したとは聞きません。紀州のドン・ファンは怪死する間際に騎士団長の石像から「悔い改めよ。生き方を変えよ」と言う幻を省みたのでしょうか?。真実は不明です。

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