日本で東京都民と疎遠な都道府県と言えば山陰地方(鳥取県・島根県)と四国地方(香川県・徳島県・高知県・愛媛県)です。どうして九郎ちゃんがそんな疎遠な地方へ移民しなければならないのでしょうか?。山陰地方はどうなのでしょうか?。パパは「先生。どうして東京には山陰地方の人が少ないのですか?」と質問しても天からの回答はありませんでした。九郎ちゃんにとって鳥取県は外国です。
1.九郎ちゃんは胴が短く手足が長い北米大陸の大山猫のボブキャットの様な体型です。
2.日本でアメリカン・ボブテイル種を購入するのは不可能に近く、アメリカで8万円で購入しても免疫や関税で25万円以上になります。
3.九郎ちゃん。あなたの父親が本国アメリカから直接日本に来た様に東京から鳥取県へ移住してください。パパも苦渋の決断です。鳥取県の大自然の中で余生を過ごしてください。
4.九郎ちゃんと離れ離れになっても心は一つです。
5.九郎ちゃんの首の毛を見て下さい。これってメーン・クーン種とアメリカン・ボブテイル種の王家の紋章(特徴)のひとつであるライオンのタテガミもどきの長毛の名残ではないか?。
6.今となっては耳の裏がハゲてしまいリンクス・ティップ(山猫の耳毛)は確認できません。しかしパパは証言します。生まれつきリンクス・ティップ(山猫の耳毛)はありませんでした。
7.パパの足元でパパをエスコート(護衛)する九郎ちゃん。母親が短毛種(ショート・ボブ・ミディアム)でなければ九郎ちゃんはフサフサの中毛(セミロング)ではなく長毛(ロング)だったのでしょう。。
この画像は九郎ちゃん96の34です。チャトランちゃんも父系(設計図)は長毛(ロング)のメーン・クーン種でも母系(材料)が短毛(ショート・ボブ・ミディアム)の日本猫だった為にこんな中途半端な雑種になってしまったのでしょう。しかしメーン・クーン種と別名「短尾のメーン・クーン種」のアメリカン・ボブテイル種にとっての王家の紋章(特徴)のリンクス・ティップ(山猫の耳毛)とライオンのタテガミもどきの長毛のふたつをチャトランちゃんは持っています。ハゲちゃんはライオンのタテガミもどきの長毛だけです。毛だけ見るとチャトランちゃんの方がハゲちゃんより原種に近い様です。
8.ハゲちゃん良かったね。王家の紋章(特徴)のひとつの名残のライオンのタテガミもどきの長毛があったから「原種に近い雑種」から「原種の許容範囲」へと名誉回復です。
9.ハゲちゃんのお尻から尾にかけてのフサフサの中毛(セミロング)はもう少し長ければ長毛(ロング)になります。しかし毛は母系から遺伝するのでファジィー(綿の様にふんわり)な長毛(ロング)ではなくブリティシュ・ショートヘア種の様な密に生えた中毛(セミロング)です。メーン・クーン種の楽ちゃんをナデナデするまでは毛の生え方なんて考えませんでした。
この画像は珍獣ちゃん姉妹21の45です。楽ちゃんはファジィー(綿の様にふんわり)な長毛(ロング)です。フサフサの中毛(セミロング)な密に生えたハゲちゃんとは毛の質が違います。
10.この画像が九郎ちゃんの最後の一枚となりました。
九郎ちゃん。大自然の残る鳥取県へ里子に行かないか?。東京ならマンションの一室に幽閉されて一生外に出れないぞ。アメリカン・ボブテイル種は先祖戻りした様な野生さが魅力です。パパだって悲しいんだ。九郎ちゃんには外が似合う。こうして九郎ちゃんは父娘と三人で鳥取県へ移民して行きました。
これで九郎ちゃん物語を終了いたします。
後日談。
2022年10月4日。パパが寝ていると夢枕に九郎ちゃんの魂が現れ、それとは別に日本語で「今日。九郎ちゃんは誰にも看取られず死にました」と「九郎ちゃんの最後はスィッチ・ネームの上でした(何それ?。どう言う事?)」と通知されました。パパは九郎ちゃんの魂に「まだ妻の三毛珍獣ちゃんは生きています。最後のお別れをしてください」とお願いしました。
享年八歳半。命日は十月四日。
九郎ちゃんはパパにとってローマの百人隊長であり続けました。御冥福を祈ります。