Chatora84

悪ガキ九郎ちゃん63

今年は冬が長引き梅も桜も咲くのが遅くなりました。

1.暗闇の中に黒猫が隠れていました。

2.「黒猫は魔女の使い」と言いますが、この黒猫はどんな魔女に仕えているのでしょうか?。

3.自転車小屋に隠れていたベス王女は「あんなハゲのエロ親父の九郎ちゃんを使いこなせる魔女なんていないわ。お尻の匂いを嗅がれて魔女の方が逃げて行く」と言いました。

4.確かにこの黒猫は魔女とは無縁の様です。

5.例年は三月中旬に花吹雪を散らす早咲きの桜が今年は四月上旬になりました。

6.この梅に似た紅白の花を咲かせる木の種類は何なのでしょうか?。今年は冬が長引たとは言え四月上旬に梅の花なんてありえない話です。

この画像は九郎ちゃん68の19です。なんと六月になると梅の実を実らせました。四月上旬に花を咲かせる遅咲きの梅だったのでしょうか?。ここには普通の梅の木があり、普通に桜が咲く前の三月に咲いていました。

7.この黒猫は魔女に仕えたいと思っているのでしょうか?。

8.泥棒猫の子猫は親に似るのか?(泥棒するのか?)の疑問は泥棒猫の白茶の息子は男の子だから泥棒の様なセコイ真似はせず、パパに直接、焼き鰹をくれと言います。男の子は基本的な性格や体型を父親から遺伝するから母親が泥棒猫でも泥棒しないのでしょう。

9.棒猫のサビ柄の娘は無口で大人しくて泥棒する大胆さがありません。泥棒猫するにはある程度の大胆さと身体能力が必要なのでしょう。母親が白三毛なのにサビ柄の娘が生まれるなんてパパも想定していませんでした。キャラが違い過ぎます。

10.この黒猫を使いこなせる魔女はいない様ですが、通行人の人間の女性から良くナデナデしてもらっています。人間の女性は平気です。

11.泥棒猫の白茶の息子の雨粒が付いていますが、白毛が薄茶色に変色しています。これは汚れている訳ではなく、九郎ちゃん70の14~16の体温の変化によるサーモクロニズム(サーモクロミック現象)の実例です。

12.泥棒猫のサビ柄の娘は兄弟の白毛が薄茶色に変色した事に目を丸くしています。

13.アン王女は「白毛のネコちゃんには誰にでも起きる事。驚く事じゃない」と言いました。

14.今年は4月10日に桜が満開になりました。九郎ちゃん42の17から21で去年のタヌキの里山から見た下界(人間界?)の特集したので今年は別の観点から桜の花を取り上げましょう。

a.桜には「バラ科サクラ属」に属して春の目覚めを象徴する双子の様なアーモンドの花があります。桜より半月ほど早く開花します。春に最初に目覚める(見張る)花であり六月には健康的なアーモンドの実が採れます。シュバット月15日の樹木の祭り(トゥ・ビシュバット)には六月にアーモンドの実りを期待して一日だけアーモンドの花を観賞します。桜は短い命と散り際の美しさを観賞するのとは対照的ですが桜とほぼ同一の花を観賞する文化があったのです。因みに日本ではアーモンドの花は開花しますが六月が梅雨の為、アーモンドの実は採れません。悪しからず。

b.エレミヤ書1章11~12節「主の言葉が私(エレミヤの事)に臨んだ。『エレミヤよ。何が見えるか?』私は答えた。『アーモンド(シャーケード)』の枝が見えます。主は私に言われた。『あなたの見るとおりだ。私(神の事)は私の言葉を成し遂げようと見張っている(シャーケード)』」と神の預言者エレミヤもアーモンドの木を見ていた事がわかります。髪には神性が宿ると信じられていた為、神の預言者イザヤ・エレミヤ・エゼキエルなど髪がフサフサしていました。ハゲ頭のエリシャが神の言葉を語るハズがないと言う先入観がローマ人への手紙9章32節「彼らはつまずきの石につまずいたのです」となったのでしょう。

15.桜の花をシュバット月15日の樹木の祭り(トゥ・ビシュバット)のアーモンドの花と見做して鑑賞しましょう。

16.雨で散った桜の花弁の上にキジ虎白Aちゃんがいます。

17.ネコちゃんにとって春の目覚め(見張る)とは二月から四月にかけての発情期です。

18.発情期には雄猫達が歌合戦をして雌猫を誘います。

19.九郎ちゃんは一年中、雌猫のお尻の匂いを嗅いで発情しているから発情期は関係ないのかもしれません。

20.九郎ちゃんは焼き鰹をほぼ丸のみして全く味わっていません。

21.桜の花弁を踏みつける九郎ちゃん。

22.九郎ちゃんには桜の花を観賞する意思はない様です。

23.精悍な表情をして座る九郎ちゃん。

24.しばらくするとこのフサフサの中毛の冬毛が抜けて夏毛に生え変わるのですね。

25.茶毛の夏毛に生え変わる前の黒毛の冬毛の九郎ちゃんを観賞しましょう。

26.黒毛の九郎ちゃんですが角度によってはこげ茶毛に見える箇所もありますね。

27.いつもキジ虎白姉弟と一緒にいる茶虎の子猫です。

28.日本猫らしい鼻筋がなだらかなネコちゃんですね。

29.泥棒猫のサビ柄の娘、ベス王女、黒まる子ちゃんが女子会を開いています。

30.黒まる子ちゃんを前後に押し潰した様な体型にすれば九郎ちゃんに良く似ています。

31.女子会が開かれた所にはこのハゲのエロ親父が近寄って来ます。どうしてなのでしょうか?。

32.九郎ちゃんは焼き鰹一本を何秒で食べるのでしょうか?。

33.九郎ちゃんは相変わらずワイルドな表情をして焼き鰹を食べていますね。

34.まわりにネコちゃんがいたのでしょうか?。焼き鰹を半分、食べた処で休憩です。

35.キジ虎白Aちゃんが民家に侵入しようとしています。

36.前後に長い顔立ちのキジ虎白Aちゃんですが、前から見ると丸顔に見えます。

37.二月に始まった発情期も四月で終わろうとしています。

38.三毛珍獣ちゃんは発情期のフィナーレとしてネコちゃんの歌合戦が開かれると伝えに来ました。

39.ベス王女も歌合戦を楽しみにしている様です。

40.九郎ちゃんはどの曲で歌合戦に参加するのでしょうか?。

41.九郎ちゃんは歌の練習を始めました。金細工師の親方ファイト・ポークナーの娘のエファに恋心を抱いた騎士ヴァルターは歌合戦の優勝者に賞品として金細工師の親方ファイト・ポークナーの娘のエファと結婚できる事を知りました。騎士ヴァルターは靴屋の親方のハンス・ザックスに弟子入りして歌の練習を始めました。その甲斐があって歌合戦で優勝して親方ファイト・ポークナーの娘のエファと結婚しました。元々ドイツの親方の伝統に懐疑的な騎士ヴァルターですが、優勝して慢心したのかドイツの親方の伝統を蔑むそぶりを見せました。

42.九郎ちゃんは靴屋の親方のハンス・ザックス役で「ドイツの親方を蔑んではいけない。彼らの芸術を讃えてください。世に高く評価される彼らの芸術はあなた(騎士ヴァルターの事)に豊かな恵みをもたらしました。今日。あなたが詩人として親方の祝福を受け最高の幸せを手にした事(賞品のエファに求婚)はあなたの家柄がいかに高かろうともまた紋章、槍や剣のおかげでしょうか?。感謝の心を思い返してください。この芸術に価値がないと言えますか?。我々の親方が芸術を愛し誠実に維持してきたのです。宮廷や領主が庇護していた時代の高貴さは失われましたが、苦難の時も芸術は存続してきました。この芸術はドイツ的かつ真実であり続けたのです。様々な悪条件の中でさえ栄誉を保ってきたのです。これ以上、親方に何を望むのでしょうか?。気をつけなさい!。危険が迫っています!。ドイツの民衆と国土が滅んでしまえば、まやかしの異国の支配の下で領主の誰一人として、民衆を理解しなくなります。そして異国の無意味なもの(原語ではガラクタ)を我らドイツの国土に植えつけようとします。ドイツの親方の栄誉のうちに芸術が生き続けなければドイツ的な純粋なものを知る人は一人もいなくなるでしょう。だから申し上げます。『ドイツの親方を讃えるのです!。そうすれば善なる精神を心に留められるのです!。親方の仕事を愛し続けるならば、たとえ、まやかしの雲に覆われて神聖ローマ帝国は滅びても、聖なるドイツの芸術は不滅です!』」と返しました。

43.神聖ローマ帝国を滅したのはフランスのナポレオンです。まやかしの雲とはフランスの事でしょうか?。またドイツ人にとって異国の無意味なもの(原語ではガラクタ)とはフランス文化の事なのでしょうか?。ドイツ的な表現ですね。

44.高い声の九郎ちゃんにはバスの靴屋の親方のハンス・ザックス役は難しかった様です。騎士ヴァルターが歌合戦で優勝して賞品のエファに求婚できた事は「あなたの高貴な家柄や紋章のおかげですか?。宮廷や領主の庇護を失って苦難な時も一市民としてドイツの芸術を維持して来たドイツの親方から歌の練習を受けたおかげでしょう」と一括されてしまいました。悪い子の騎士ヴァルター役には愛称が悪ガキ・恋する不良青年と呼ばれた九郎ちゃんの方が相応しいのかもしれません。

45.三毛珍獣ちゃんは「九郎ちゃん。バスの靴屋の親方のハンス・ザックス役よりテノールの騎士ヴァルター役を演じて。私は金細工師の親方ファイト・ポークナーの娘のエファ役を演じるから」と言いました。

46.今回は泥棒猫の白茶の子猫に出番はありません。それとも何か端役があるのでしょうか?。

47.九郎ちゃんは「バスの靴屋の親方のハンス・ザックス役もテノールの騎士ヴァルター役も技術的に難しい。どうしよう?」と言いました。

48.九郎ちゃんは「リュッケットの詩による5つの歌なんてどうか?」と言うと…。

49.三毛珍獣ちゃんは「確かにリュッケットの詩は内面を切々と吐露する美しい歌だけどパワー不足で歌合戦で優勝できないわ」と九郎ちゃんに言いました。

50.九郎ちゃんは「歌合戦に優勝したら泥棒猫のサビ柄の娘を賞品にください」と言っています。自己主張が強く浮気癖のある夫を監視する妻の様な三毛珍獣ちゃんと一緒にいると無口で大人しい泥棒猫のサビ柄の娘を賞品にと思ったのでしょうか?。

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