Chatora84

悪ガキ九郎ちゃん70

六月初旬になると狂暴的禿狸の冬毛が抜けなくなりました。冬毛は抜けきったのでしょうか?。そして六月中旬になると茶毛の夏毛が前面に出て狂暴的禿狸から狂暴的茶狸に変態した様です。茶毛の九郎ちゃんも期間限定なのでしょうか?。

1.アン王女の後ろ姿です。長毛なら楽ちゃんに瓜二つです。

2.自転車小屋でキャロラインお嬢様がまっているのは九郎ちゃんではなく烈ちゃんになりました。

3.キャロラインお嬢様より体長が短い九郎ちゃんより体長が長い烈ちゃんの方が魅力的に見えるのでしょうか?。

4.明るい所では茶色、うす暗い所ではこげ茶色、暗い所では黒毛に見える九郎ちゃんの夏毛について、光の明暗によって変色する物質で出来ているのではないか?と言う疑問に紫外線の反射量によって変色する調光レンズがありました。明るい所ではサングラスの様に濃くなり光をカットして暗い所では透明になって光を通すレンズです。九郎ちゃんの夏毛は紫外線の反射量によって変色していたのでしょうか?。

5.色は光を見る事で感じます。光の波長の長さによって長波長の赤光色素・中波長の緑光色素・短波長の青光色素この三光は可視光といいます。長波長の赤より長い波長を赤外線と言って光としては感じませんが熱的な作用を及ぼします。赤外線カメラは感熱カメラとして活躍しています。また女性の裸を透視する盗撮カメラとして暗躍しています。短波長の青より短い波長を紫外線と言います。光のスペクトルで紫を超えた波長なので紫外線と言われています。紫外線は化学的な作用が著しいので化学線とも呼ばれています。紫外線は物質に化学的な作用を及ぼし九郎ちゃんの夏毛を変色させていたのかもしれません。

6.色は目の視細胞である錐体細胞で識別する事が出来ます。哺乳類と一部の爬虫類を除いて目をもった生物(魚・昆虫・両生類・恐竜・鳥)は四色型色覚と言って赤錐体細胞・緑錐体細胞・青錐体細胞の他に紫外線を識別する錐体細胞があります。三色型色覚の人間が100万色を識別するのに対して四色型色覚の生物は100倍の1億色を識別可能です。表現を変えると人間は紫外線の反射量に対して色盲だったのです。因みに錐体細胞が一つで100色を識別する事が出来る為、一色型色覚は100色を識別可能です。識別数が少ない為にほぼ明暗の白黒画像の様に見えます。二色型色覚は100×100=1万色の識別が可能です。人間と一部の類人猿を除いた哺乳類がこれに当たります。夜行性であった哺乳類が二種類の錐体細胞の機能を失った結果です。三色型色覚は100×100×100=100万色の識別が可能です。人間と一部の類人猿と一部の爬虫類がこれに当たります。紫外線の錐体細胞の機能を失った結果です。四色型色覚は100×100×100×100=1億色の識別が可能です。哺乳類と一部の爬虫類を除いた全ての目をもった生物がこれにあたります。

7.何故、紫外線の反射量に対して色盲になったのでしょうか?。それは人間の先祖である哺乳類も他の生物同様に四色型色覚をもっていましたが、昼間に活動する恐竜を避けて夜行性となった為に光がないと色を識別する必要がなくなり、視細胞の悍体細胞を発達させた代わりに四種類あった錐体細胞のうち二種類が失われた結果だったのです。哺乳類は人間と一部の類人猿を除いて二色型色覚です。恐竜が絶滅して昼間に活動を移した哺乳類は長波長の赤錐体細胞と短波長の青錐体細胞で色を識別していて人間の緑色盲に類似した見え方をしています。夜間の活動に留まったネコちゃんは中波長の緑錐体細胞と短波長の青錐体細胞で色を識別していて人間の赤色盲に類似した見え方をしています。人間と一部の類人猿は鮮やかな色彩の果実を取得する為に第三の錐体細胞を再生させた結果だったと言われています。性染色体のx染色体が二つある人間の女性の数%には将来的に第四の錐体細胞が再生されて赤・緑・青光色素+紫外線の反射量を識別して生物として本来あるべき姿の四色型色覚を取り戻す可能性があるそうです。現在では四色型色覚の女性が数人いる事が確認されています。

8.アン王女は「パパは狂暴的禿狸の夏毛からそんな事を考えていたのね」と呟きました。

9.肝心の九郎ちゃんは人間に例えると17才の女子高生にあたる泥棒猫のサビ柄の娘にこうやってチョッカイを出しています。

10.明るい所では茶色、うす暗い所ではこげ茶色、暗い所では黒毛に見える九郎ちゃんの夏毛について、もし九郎ちゃんの夏毛が工業製品ならば紫外線によるフォトクロミズム(フォトクロミック現象)で説明できるのかもしれません。クロミック物質(あるいはクロミック材料)をもった物質に紫外線(太陽光)を当てると分子量を変えずに色調・濃度が変わり、紫外線(太陽光)を遮ると可逆的に元に戻る現象です。暗い所では黒く見える黒毛が明るい所では明るい茶毛に変色させて暗い所に戻ると黒毛に戻ります。紫外線(太陽光)を当てると色が変化する調光レンズやフォトクロミック化合物を使用した変色インクを使えば白いTシャツが紫外線(太陽光)を当てると(フォトクロミズムで)青に変色して紫外線(太陽光)を遮ると元の白に戻ります。

11.しかし九郎ちゃんの夏毛は工業製品ではなく天然の黒毛です。フォトクロミズム(フォトクロミック現象)を利用して目の代わりに光を識別している微生物(菌)の存在が確認されていますが、クロミック物質を含んだ毛をもった哺乳類の存在は確認されていません。人間を含む哺乳類の毛の変色はメラニン色素によるとされています。

12.しかし九郎ちゃんの夏毛はクロミック物質を含んだ工業製品の様にフォトクロミズム(フォトクロミック現象)を利用して紫外線(太陽光)を当てると明るい茶毛に遮ると黒毛に変色しています。錐体細胞の機能低下による目の錯覚でも、色の付いた光が反射してそう見えた訳ではありません。九郎ちゃんを含め冬毛が抜けてボサボサになって茶毛の夏毛が生えている黒猫もそう見えます。工業製品ではありませんが諸条件が重なりフォトクロミズム(フォトクロミック現象)が発生していたのでしょうか?。九郎ちゃんの夏毛からオレンジ色に変色するアゾベンゼンや赤に変色するジアリーエルテンが検出される可能性はないのでしょうか?。(架空の)エイリアン系の高等生物のネコちゃんじゃあるまいしクロミック物質を含んだ夏毛の可能性は…。

13.九郎ちゃんはパパにフォトクロミズム(フォトクロミック現象)を発生させるネコちゃんは未だに確認されてないけど、サーモクロミズム(サーモクロミック現象)を発生させるネコちゃんがいると教えてくれました。そうです。別名「短尾のメーン・クーン」と呼ばれているアメリカン・ボブテイル種ですが、種の誕生に対して隠し味の様に交配していたネコちゃんの種がありました。それは「タイの秘宝」と呼ばれたシャム猫です。

14.今度はアン王女がシャム猫について解説してくれました。タイでは王室や寺院など高貴な身分の人が「タイの秘宝」として隠す様に飼っていたいたネコちゃんがいました。フォトクロミズム(フォトクロミック現象)が光可逆光現象と言われるのに対して、サーモクロニズム(サーモクロミック現象)と呼ばれ温度の変化によって物質の色が可逆的に変化します。哺乳類の毛はメラニン色素により変色するのではないか?と言うパパの疑問に対してシャム猫の毛はメラニン色素でありながら工業製品の様に体温の変化によりサーモクロニズム(サーモクロミック現象)を引き起こしていたと言うしかないのかもしれません。

15.アン王女は「シャム猫の毛が体温が高いと白毛で過年や体の部位によって低くなると白→明灰→灰→うす茶→茶→チョコレート→こげ茶→黒と変色して行きます」と教えてくれました。確かにシャム猫のイメージは子猫の時は白毛が一色のネコちゃんで過年と共に顔・手・足・尾が年々うす茶→茶→こげ茶→黒と変色して行きます。シャム猫は英名では「サイアミューズ」と呼ばれている為、メラニン色素でありながらサーモクロミック化合物の工業製品の様に体温の変化で変色するシャム猫の遺伝子を「サイアミューズ遺伝子」と言われています。ネコちゃんの中でシャム猫の毛がクロミック物質をもった「目に見える実例」に過ぎず、程度の差はあるにせよロシアン・ブルー種から日本猫までもっています。「ある日、突然にネコちゃんの白毛が茶毛に変色していた」と言う飼い主の戸惑いを聞きますが、ネコちゃんの過年による体温低下が原因ではないか?と疑ってみてはどうでしょうか?。

16.「サイアミューズ遺伝子」は白毛から茶毛・黒毛に変色する現象で、九郎ちゃんの変色とは直接、関係がありません。しかし九郎ちゃんの夏毛が工業製品でなくても(メラニン色素による)フォトクロミズム(フォトクロミック現象)を引き起こしていた可能性を導くものかもしれません。

17.パパとママも証言します。確かに紫外線(太陽光)の下では九郎ちゃんの下半身は明るい茶毛または赤茶毛、うす暗い所ではこげ茶、暗い所では黒毛に変色していました。九郎ちゃんの夏毛が紫外線(太陽光)によるフォトクロミズム(フォトクロミック現象)で変色していたと証明される日はくるのでしょうか?。

18.ベンチの上でベス王女は「いつから九郎ちゃんはシャム猫と親戚になったの?。私達メーン・クーン種が親戚だったんじゃ…」と皮肉をいいました。パパの注.確かにその通りです。

19.問題児のベス王女は母親にも九郎ちゃんにも悪さをしますが…。

20.何気ない仕草が可愛いですね。アン王女にもキャロラインお嬢様にもこの可愛らしさがありません。

21.九郎ちゃんはキャロラインお嬢様が悪さをすると反撃する様になりましたが、ベス王女の方が一枚上手で未だに九郎ちゃんの親父狩りを続けています。

22.狂暴的禿狸の上半身の冬毛が大量に抜けて細くなりました。

23.いつも九郎ちゃんが利用している建物の掃除用具入れの上を三毛珍獣ちゃんが利用しています。夫の九郎ちゃんの匂いが残っているのでしょうか?。

24.夫の九郎ちゃんと妻の三毛珍獣ちゃんは一心同体なのでしょうか?。

25.九郎ちゃんは下のエアコンの室外機の前にいました。

26.九郎ちゃんは北米大陸のボブ・キャット種の大山猫の様に短い胴体と長い手足をしています。

27.こうやって毛繕いする事に抜けていった冬毛ですが、ついに抜け止まりました。

28.九郎ちゃんがゴロニャンして求愛している泥棒猫のサビ柄の娘です。人間に例えると17歳の女子高生に手を出している様なものです。九郎ちゃんは犯罪者なのでしょうか?。

29.キャロラインお嬢様は自分より体長が短い黒ポン太ちゃんや九郎ちゃんの事は忘れて烈ちゃんと交際してください。

30.キジ虎白Bちゃんは九郎ちゃんに対して悪さをしません。九郎ちゃん。良かったね。

31.耳の裏だけ見ると後足でかいて出血して悲惨ですが元気です。肉眼では九郎ちゃんの下半身は明るい茶毛または赤茶毛に見えています。

32.よくアメリカのホーム・ページを見るとキジ虎白Bちゃんの様に前後に長い顔立ちのネコちゃんを見かけます。キジ虎白姉弟もアメリカ系のネコちゃんなのかもしれない。

33.姉妹のキジ虎白Aちゃんが泥棒猫の白茶の息子と共謀して九郎ちゃんに悪さをするのにキジ虎白Bちゃんは素直な娘に育って良かった。

34.「肉眼で見る九郎ちゃんの下半身の明るい茶毛または赤茶毛が画像ではチョコレート色~こげ茶色にしか見えないのは残念ですね」と言うべきでしょうか?。

35.九郎ちゃんに悪さをするキジ虎白Aちゃんが近寄って来ました。「九郎ちゃん。逃げるんだ」。

36.泥棒猫は授乳している乳房になっていますが、人間に例えると17歳の女子高生にあたる泥棒猫のサビ柄の娘は授乳は卒業したハズ。泥棒猫は今年また子猫を産んだのでしょうか?。

37.白百合の花は日本では葬式で利用されますがキリスト教圏では「純潔の乙女」を表します。

38.確かに白百合の花には聖なる処女の様な高貴さがありますね。しかしパパは見た目で処女と非処女との区別がつきません。どこが違うのでしょうか?。

左手に白百合の花を持っている天使ガブリエルの様に「純潔の乙女」が実在するのであれば白百合の花を持ってその存在をあきらかにしてほしい。

39.暗い所では茶毛の夏毛は黒毛に見えますね。

40.まだ泥棒猫の白茶の息子は遊びたい盛りなのか九郎ちゃん以外でも子猫同士で爪出しネコ・パンチで頭を叩こうとしています。

41.九郎ちゃんは二歳未満の子猫やベス王女には一切抵抗しないから…。

42.こうして毛繕いをしていると…。

43.ベス王女に見つかった九郎ちゃんは…。

44.ベス王女に焼きカツオを横取りされた九郎ちゃんをパパが保護してベンチの上に乗せたところです。

45.黒い冬毛が抜けきったのか?九郎ちゃんが全身が夏毛の茶毛になりました。

46.茶毛の夏毛ものびてきて狂暴的禿狸と呼べなくなりました。狂暴的茶狸に変態したのでしょうか?。

47.九郎ちゃんは狂暴的茶狸と言う新種?のネコちゃんなのでしょうか?。

48.ベス王女の親父狩りの脅威から九郎ちゃんを守る為にはベンチの上に上げる事しかないのでしょうか?。

49.全身が茶毛化していますね。目と耳の間のモヒカン刈りの部分が復帰する前に顔の下部の冬毛が抜けて顔が茶毛化しています。

50.黒毛の冬毛が残っている箇所は鶏のトサカにあたるモヒカンの毛のみになりました。

51.顔も首も肩も手も茶毛の夏毛になりました。この状態でいられるのは半月くらいでしょうか?。

52.黒毛・茶毛・白毛の貴重な雄三毛猫の猫に擬態していた九郎ちゃんはただの茶白の雄になってしまいました。もう半月もすると普通の黒猫に戻ってしまうのでしょうか?。

53.この時期の九郎ちゃんは冬毛が抜けて人間のハゲ親父の頭みたいになり、黒猫と呼べない毛の色となり、夏バテでダウンしています。アメリカ北東部やヨーロッパ北部の気候なら良かったのに日本の東京の気候は酷ですね。

54.温帯の気候に住む日本猫が熱帯ジャングルや熱帯サバンナの気候に住んでいる喩えが良いのかもしれません。

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